ある日、梨久が「たんぽぽ書店」の店番をしていると、明日となりに越してくるという感じのいい男の子がおとずれた。本好き同士で仲良くなれそう。笑顔で「おススメの本を教えて」と言ったはずなのに、次の日に会うと、まるでゴミか虫でも見るみたいな顔で、冷たく言った。
「だれだよ、おまえ」って。
人と関わるのは怖い。だからひとりでいようと思ったのに、中学校の入学式で再会してしまう。でも、同じ顔の子が二人いる…?
性格は正反対の双子、亜樹と由樹。二人のことをだんだん知りながら、ずっとひとりでいた梨久の心が動きだす──
★市宮早記さんからメッセージ
大人しくて本が大好きな中学一年生の女の子・梨久の家は、町の小さな本屋さん。ある日、となりの家にかっこいい双子の男の子が引っ越してきて……?というお話です。顔はそっくりだけど性格は正反対な双子。彼らとの出会いによって成長していく梨久の姿や、学校のみんなは知らない双子の意外な姿をぜひお楽しみに!
とてもいい本だと思いました。
食べるくるみ さん / ひみつ / 小学5年
2024.10.01 注目 !! わかる