「あのお方なら、五郎さまの小刀を直すことができるかもしれません」
黒子に言われて訪れた吉原で会えたのは、「助六(すけろく)」という男。彼はもう一つの名を「曾我五郎(そがのごろう)」といい、かつては兄の十郎(じゅうろう)と「浮世一の役者たち」と言われるほどの活躍をしていたという。
しかし五郎は助六に、「役者は嫌いだ」ときっぱりとはねつけられてしまう。
助六がそのようになったのには、つらくも悲しい理由があった────。
とうとう、自分の「役」が何なのかを知り、決意も新たに兄寛和(かんな)の救出に向かう五郎。そこに待ち受けていたものは?
絶対泣いちゃう! 必読のラストバトル!
本を当日に買いに行かせてもらいました!
弟と読んで、兄弟っていいな。と思いました。
これで終わっちゃうのが悲しいです…
篠田恵先生には、感謝しかないです。
私と弟は仲が悪くあまり話しません。
けれどこの本のお陰で一緒に話せるようになりました。
煮たか先生のイラストにも感謝しかないです。
どんな場面でも想像しやすく、躍動感のあるイラストでした。
弟と話せる機会をくださりありがとうございました!
菜々 さん / 女性 / 中学1年
2023.02.05 注目 !! わかる